特撮ヒーローソング1970年代アーカイブス
ぼんやり見えてくるシルエット、記憶の片隅にいるそんなマイナーヒーローたちだけど、かっこいい特撮ヒーローソング&名曲がある。マイナーと言っても人によってはメジャーだよ、名作だよっていうものもあると思うけど、そのあたりは個人的な区分なのでお許しを。
※ジャケットをタップすると詳細情報を表示します
今聴いても遜色ない素晴らしいロックンロール。35年前にしてこの音楽はかなり斬新で、見ている人の心に多くとどまった。
歌詞にある
「悪の天才が 時に野心を抱き~ 世界征服を 夢見た時」
と20世紀の世の中をたった数行で表現しているところはさすが阿久悠氏。マッハバロンという番組は知らずとも、これは聴いてみる価値のある特撮ソングだ。
この時代結構見られた口を出しているヒーロー「レッドタイガー」。人気は口を出しているせいか、いまひとつだったような気がする。
しかし歌は、特撮ヒーロー主題歌の王道的なすばらしい完成度で、ポイントはささきいさおさんとコロムビアゆりかご会との絶妙なハモリ。やっぱり特撮ものには、少年少女合唱団の歌声は外せない。
この作品といえば、レッドタイガーの正体を示唆するも、最後まで出なかったのが、当時はすごく気に入らなかったんだよなぁ。ランボルジャイアントは結構魅力的だったけど・・・。
水木一郎と堀江美都子の絶妙なハーモニーとベースラインが、すごくかっこいい忍者キャプターの主題歌。
今見るとジャズダンスの衣装かよ!と突っ込みたくなりますが、当時はどうだったんでしょうかね?メンバー構成7人からなる大所帯で、レッドが一番かっこよく、やはり太ったお笑い担当みたいなキャラもいる王道の布陣。
主題歌はそんなスーツのカッコ悪さを跳ね除け、特撮ソングの中では人気曲にランキングされる名曲。ブラス系に加えてマリンバの魅力を最大限に活かしたアレンジ、そしてアニキとミッチーのハーモニー、この時代にしてサイコーと言われる特撮主題歌だ。
2011年放送の仮面ライダーフォーゼとキョーダインのスカイゼルが、似てると世のオヤジたちの間で話題になりました。
なんとアントニオ猪木や佐山 聡がリアルレスラーとして出演している特撮ヒーロー。マッハビート号なる三輪バイクがいかしてます。当時は結構観に行きましたよプロレス。
遊園地の戦隊ヒーローショー?とか言っている人は誰ですか?
高いところから飛び降りるのは、ヒーローでも怖いんです。
カゲスターとベルスター。すごいデザインです。
特撮界だけでなく刑事ドラマ脚本で有名な長坂氏が作詞と驚きの歌。
非凡な才能を持つゴダイゴのリーダー:ミッキー吉野による作曲「ガンバロン'77」。最近のニュースを見てると、日本人はどんどん卑怯な手段をとるようになっていったと感じる今日この頃。歌詞中の「男の子なら 正しく強く」この歌を今の若者に是非聞かせてあげたいですね。
特撮とアニメをMIXした円谷恐竜三部作の第2弾。
南総里見八犬伝をモチーフにしたストーリー。主人公は若かりし頃の真田広之(ジャケット右)で、TBSドラマ「高校教師」のときこのことが話題になりました。
アクマイザー3の続編超神ビビューンの主題歌「斗え!!超神ビビューン」は、ほぼリズムパートで構成されたビート感がイケイケな宙明サウンド。ささきいさお氏でなければ、生オケで歌えないと誰もが認める難曲だ。
まあ宙明サウンド全般に言えることだけど、カラオケボックスのりじゃあ、リアル宙明サウンドは歌えないのよ、だってメロディラインほぼないもん。
そしてこのビート感は、翌年のジャッカー電撃隊へと引き継がれるのでした。
宇宙っぽいイントロに始まり、壮大なスケールを感じさせるダイナミックな曲。やっぱり「誓いのバラード(スパイダーマンED)」みたいな哀愁ただようロンリーヒーローの歌は、ヒデ夕樹に限る。それにしても宇宙って、何故こんなにも僕らを魅了するんだろうか。
ブルース調で始まるAメロから一転して、サビからはブラス系を加えた特撮王道スタイル。その豪華なアレンジは、ヒデ夕樹の歌声とシンクロして、特撮エンディングテーマの中で1、2位を争うようなすばらしい歌に仕上がっている。
「振り向くな もう帰れない 帰れない 風がほしい 夜明けが欲しい 命の隙間に輝くものは あの日見た コバルトの空 俺は行く 一筋の光となって 光となって」(歌詞抜粋)
地球の自然を恋しく思う感情、最高の詩(うた)です。
日本の特撮シーンの黎明期に大人気を博した番組から特撮ソングコンピレーションアルバムの決定盤が発売!収録する楽曲は全曲フルサイズのオリジナル音源。
さらに高音質のブルースペックCDの仕様。収録された原音をより忠実に再現された永久保存盤を廃盤になる前に手に入れておくことをおすすめ
コロムビア創立100周年記念企画 高音質「ブルースペックCD」仕様
TVサイズを50曲収録した40代以上にオススメのコンピレーションアルバム。車で一人で熱唱を楽しむのに最適!。コセイドン、メガロマン、レッドタイガーも全部入っているプレミアムCD。
1位:誓いのバラード |
2位:さすらいのスターウルフ |
3位:勇者が行く |
4位:星空のバラード |
5位:我が心のロゼッタ星 |
70年代特撮ソングには心が震えるような哀愁感たっぷりの良曲が多い。僕らの正義感は、彼らから学んだといっても過言ではないはずだからだ。
このダサい特撮ヒーローをよく憶えているなあ。ブラス系とシンセドラムで始まり、エレキサウンドがかっこいい曲で、主題歌は文句なしにイイ!。
そしてやっぱり残念なのは、かっこいい歌と全然マッチしないヒーローのかっこ悪さ。ボディはウルトラマン風でありながら、顔がでかい!異常にデカイ!レコードジャケットを見ても一目瞭然。まあいろんな意味で、やっぱり当時子どもたちに受け入れられず、マイナー作品となったのは言うまでもないことです。
でも主題歌・EDはいいですよ。もったいない。
覚えやすいメロディで、記憶に残っている恐竜戦隊コセイドンの主題歌。「ザ・ウルトラマン」と並んでこの時期の宮内国郎の代表作でもある。
ただ歌以外でこの番組で記憶に残っていたのは、主人公が四角い筒から発射される人間大砲だったこと、スターウォーズに出てくるR2D2みたいなロボットがいること、そしてタイム戦士コセイダーの赤い仮面の首筋から人間の髪と首が見えちゃっていることで、この辺りがなんか興ざめな感じだったんですよね。そう考えると歌というのは、いかにすごいかってことがわかりますね。
いかがでしたでしょうか?リアルタイムに観ていた人にとっては、メジャーだよと思うものもあったかと思います。レッドバロンや忍者キャプターなんかはそうですね。
ただマイナーだろうとなかろうと、ぼくらに正義の心とすばらしい音楽を教えてくれたことには間違いありません!映像はなかなか観る機会がないかもしれませんが、当時の歌を聞いて野原を駆けていたころのピュアな気持ちで人に接することが出来ればいいですね。