80年代のアニソン名曲アーカイブス
渋くカッコよかった70年代と比べ、ノリ重視のメロディラインが多くなってきた80年代。
今でいうカバー(良く言えば)が氾濫していて、やっとの思いでカセットを買ってもらったのに、いざ聞いてみたら「誰だよコイツ!知らないヤツが歌ってるよ!」なんてことが結構ありました。
昭和50年代はこういう経験した人、結構多かったですよね。それではそんな懐かしい記憶を胸に、1980年代の名曲アニソンをお届けしたいと思います。
OP:復活のイデオン
歌:たいらいさお
ED:コスモスに君と
歌:戸田恵子
作詞:井荻麟、作曲・編曲:すぎやまこういち
放映:1980年5月8日 - 1981年1月30日
機動戦士ガンダムに続き、富野善幸氏(当時)が務めたアニメ。子ども受けしないロボット機体とストーリー展開、当時子どもには全く受け入れられなかった作品だったと記憶しています。OPはいけいけなんですけどね。
しかし現代では、この奥深いストーリーを再評価する声もあり、アニメ史上最高傑作と一部で言われるようになりました。
EDソングは、すぎやまこういち氏の楽曲に、今ではアンパンマンなどの声でお馴染みの戸田恵子さんの透んだ歌声をのせ、生命について考えさせられる名曲となっています。
ただ人生に疲れた時に聴いたなら、絶望を感じてしまうかもしれません。「コスモスに君と」は、そんな歌なのです。
1位:青い地球(銀河鉄道999) |
2位:コスモスに君と(伝説巨神イデオン) |
3位:いつの日か(サイボーグ009) |
4位:ありがとう(キャプテン) |
5位:愛のテーマ(ルパン三世) |
おはこんばんちは!アラレちゃんED「アレアレアラレちゃん」も捨てがたい
OP:ローラーヒーロー・ムテキング
歌:水木一郎、フィーリング・フリー
作詞:康珍化
ED:おれたちゃクロダコブラザーズ
歌:こおろぎ'73
作詞:丘灯至夫、作曲・編曲:渡辺宙明
放映:1980年9月7日 - 1981年9月27日
タツノコプロの「とんでも戦士ムテキング」の主題歌は、各界のヒットメーカーによる夢のラインナップ。歌もサビのウッドブロックも効果的に印象に残るし、フィーリングフリーのコーラスもステキテキテキと康珍化氏の言葉遊びな歌詞も最高なんです。やっぱこういうのを今でいう3拍子揃った「アニソン神曲」って言うんでしょう。
さらにこの作品のすごいところは、FFシリーズで有名な天野喜孝氏、メカニックデザインがガンダムの大河原邦男氏と、今日名を馳せているスタッフを起用しているところ。そして当時かなり流行っていたローラースケートとウォークマンを盛り込んだキャラ設定。悪役タコミがムテキングに恋の行方も見ものでした。
━What's your name?━
【フィーリングフリー】機動戦士ガンダムやバトルフィーバーJなどで、コーラス参加している日本のコーラスグループ
OP:がんばれ!宇宙の戦士
歌:ささきいさお、こおろぎ'73、コロムビアゆりかご会
ED:レッド・ブルー・イエロー
歌:かおりくみこ・コロムビアゆりかご会
作詞:八手三郎、作曲:小林亜星、編曲:武市昌久
放映:1980年3月19日 - 1981年2月25日
OP、EDともにたとえワンフレーズでも記憶に残るのが、偉大な作曲家・小林亜星氏のすばらしいところ。♪シグマシグマゴッドシグマ~と結構憶えている人も多いかと思います。このフレーズにクラップ×2を入れればもう気分は上々。♪君知っているかい~。
エンディングでは、水金地火木土天海冥と太陽系を憶えやすく歌詞にしているのが特徴。ただ、2006年冥王星は準惑星となってしまったのは、放送当時予想だにしなかったことですね。
地球へ
歌:ダ・カーポ
1980年4月26日東映アニメ映画主題歌
誰よりも遠くへ
トム・ソーヤーの冒険主題歌
1980年1月6日~12月28日
インジャン・ジョー こっ こわかった・・・。
あしたに生きろバルディオス
宇宙戦士バルディオス主題歌
1980年6月30日~1981年1月25日
太陽の使者・鉄人28号
1980年10月3日~1981年9月25日
名作のリメイクアニメが結構ありました。カラーになったり、かっこよくなったり、タッチが見やすくなったりといろんな分野の技術の進歩を感じました。
1位:レッド・ブルー・イエロー |
2位:きてよパーマン |
3位:オタスケマン |
エンジェルボイスで歌うはNHK東京児童合唱団の子どもたち。リードとコーラスの見事なまでなハーモニー。(オタスケマンのリンクからどうぞ)
80年代に入るとコロムビア合唱団などを代表とする子ども合唱団とのコラボもほとんどなくなった今、合唱コンクールで歌うべきは「昭和の名曲」と信じてやまない男がここにいる