週刊少年ジャンプから生まれたアニメ
アニメがいろんな意味で、多種多様に盛り上がっていった80年代。レコード会社の売上(オリコン)を意識した戦略により、J-POPを主題歌に用いたタイアップ系アニソンが多くなり、アニソンの歴史は変わっていく。
その結果、アニメのために作られたリアルなアニソンというのが、少なくなってきたのだ。
アニメの主題歌だからアニソン・・・?。
いや、アニメのために作られたのがアニソンであって欲しい。
マンガ界では週刊ジャンプが、驚異の発行部数を記録し、ジャンプに連載=人気アニメみたいな図式が成立。誰より早く読みたいがために、小さな本屋や隣町の怪しい駄菓子屋まで買いに行くなんてことも世間で起こっていたのもこの頃でした。
それでは黄金期のジャンプが残した素晴らしいアニソンを紹介します。
当時人気だった歌番組「歌のベストテン」や「歌のトップテン」で見事 1位を獲得したアニメソング。80年代、この曲でアニソンがJ-POPの仲間入りしたといっても過言ではない。
アニソンでも売れる…!!!
もうこれって、普通に事件じゃないですか?
シンセで華やかに始まるイントロ、誰もが夢中になったドラゴンボール初代主題歌。このイントロは、編曲の田中公平氏がまだあまり売れてなく、舞い込んできたチャンスに全身全霊をかけて生み出したとも言われている作品。
本人曰く、ブラスとエレキギター以外すべてシンセを使用したそうな。アニメ世界観と映像、そして音楽の3つがコラボした昭和最後の傑作主題歌なのです。
【1986年放映開始の主なアニメ】
「めぞん一刻」 1986年3月26日 - 1988年3月2日
J-POPだけを使用したアニメ。
「銀牙 -流れ星 銀-」 1986年4月7日~9月22日
マッソー!
ボールは友達、怖くないよ。世界中の子どもたちが憧れました。
歌:クリスタルキング
ED「ユリア・・・永遠に」は漢たちの闘いの中に、「愛」をテーマにした名曲
【心に響く言葉】
ペガサスファンタジー そうさ夢だけは 誰も奪えない 心の翼だから
聖闘士星矢の第1期OP主題歌で、アニソンでありながらMAKE-UPの代表的な歌。ハイトーンなボイスにすごくかっこいいギター、そんな印象だったか?初めて聞いた時、衝撃を覚えた。これがロックなのか…?。
月曜日の朝、教室では今まで聞いたことのないかっこいいこの歌の話題で持ちきりでした。この頃って週刊ジャンプがホント爆発的に売れていた時代で、その連載マンガがアニメになるっていうだけで話題だったんですよね。
ちなみにMAKE-UPボーカルの山田信夫氏は、NOBとして2000年代のスーパー戦隊主題歌で大活躍中です。
【関連ページ】2000年代のスーパー戦隊
世紀末救世主伝説 北斗の拳2の主題歌。北斗の拳といえば、クリスタルキングの「愛をとりもどせ」のほうが有名ですが、TOMCATの「タフボーイ」のほうが好きだという人は、けっこう多い。その独特の声と斬新なサウンド感性は、時代を先取りしすぎたバンドと言われていたと思う。
OP映像では、成長したバットとリンがケンシロウと再会するシーンにワクワクが止まらない。歌も個性的なキャラもとにかくカッコイイ。
でも、他のアニメが比較的原画に忠実だったのに対し、うまく作画が出来ていなかったのは、見るたびすごく残念な気持ちになることもあったんだけど…。
備考:パチスロ「北斗の拳 将」で2連(2連目BBの時)で「愛をとりもどせ」、4連(4連目BBの時)すると「TOUGH BOY」が聞けます。でも連荘させるのはかなり難しい?。
週刊少年ジャンプで人気だった春日恭介と鮎川まどかのラブコメストーリー。鮎川まどかは初代ツンデレキャラかな。レコードジャケットは第3期OPのものです。
歌はシティポップ系の中原めいこ。
歌と絶妙にマッチしたアニメ演出が、最高にカッコイイ。影山ヒロノブから小宇宙を感じる一曲。
2019年モンストと劇場版シティハンターのコラボ企画で、ゲッツ!のダンディ坂野とワイルドだぜぇの杉ちゃん、小島よしおがMVに馴染みすぎ~。このムダな完成度が話題に。