昭和50年代のアニソン名曲アーカイブス
原作:ちばあきお氏による野球マンガ。キャプテンに任命されたそれぞれの苦悩と努力、そして仲間と一緒に成長していく姿が、当時多くの子どもたちを魅了しました。あのイチロー選手も、「キャプテン」のファンだったという話は有名ですね。
「君の心を 知らずにいた 何も言わないから わからなかった」
成長する過程でぶち当たる他人 の気持ちを考えるやさしさ。そんなエンディングソング「ありがとう」は、日本人の心に深く染みわたりました。友情ってやっぱいいな。ありがとうっていい響きだよな。
かけがえのない大切な時期をこういう風に感じて過ごせたなら、一生の思い出になると今頃になってしみじみ思います。
OP:ダンバインとぶ
ED:みえるだろうバイストン・ウェル
歌:MIO
作詞:井荻麟、作曲:網倉一也、編曲:矢野立美
放映:>1983年2月5日 - 1984年1月21日
作者:富野由悠季氏による昆虫異型メカ「ダンバイン」。
80年代のポップスでヒットを飛ばしまくった作詞家:売野雅勇、作曲家:筒美京平によるもので、これまでのアニソンとは違いポップスに近い感じとなっています。
歌は、ソウルを感じる歌唱が魅力の女性ボーカリストMIO。次回作重戦機エルガイムの主題歌「エルガイム-Time for L-GAIM-」もヒットを記録しました。
【あの人は今】 MIOは現在改名し、現在MIQとして活動中とのことです。
OP:光速電神アルベガス
ED:若さのフォーメーション
歌:Mojo
作詞:上原正三、作曲:渡辺宙明 編曲:いちひさし
放映:1983年3月30日 - 1984年2月8日
特撮界でおなじみ、Mojoによる「光速電神アルベガス」の主題歌。そこに渡辺宙明氏が作曲となれば、これだけで名曲なんじゃないかと思ってしまう。
パーマンはそこにいる
歌:古田喜昭
作詞・作曲:古田喜昭
1983年4月4日~1985年3月30日
愛してナイト
歌:堀江美都子
作詞:藤公之介 作曲:小田裕一郎 編曲:久石譲
1983年3月1日~1984年1月24日
魔法の天使クリィミーマミ
歌:太田貴子
作詞:山本優 作曲:山本正之 編曲:久石譲
1983年7月1日~1984年6月29日
古田喜昭氏の作詞作曲による女の子に絶大な人気を誇ったアニソン。
ED:ぼくたち地球人
歌:堀江美都子
作詞:みなもとたかし、作曲・編曲:菊池俊輔
放映:1984年4月6日~1988年4月8日
ドラえもんの3代目のエンディングテーマ「ぼくたち地球人」。レコードジャケットには、「自然保護憲章制定10周年記念 ぼくたち地球人・グリーンドラキャンペーン」と題して緑色のドラえもんが描かれています。この年公開された劇場版『のび太の魔界大冒険』では、キャンペーンの中で緑のドラえもんが出てくるといったサプライズもありました。
ドラえもんの初代エンディングテーマ「青い空はポケットさ(1979年4月8日~1981年9月27日)」も名曲だけど、この歌も後世に残すべき名曲。
ぼくたち地球人 大きな宇宙の小さな星に 笑顔がいっぱい 夢の国 手と手をつないで つくろうよ
とすばらしい歌詞。人種、宗教を越え、手をとりあい笑顔であふれる地球。幼少期の心に咲いた花は、大人になっても枯れることはないはずです。
抗争を終結へと導くというストーリーにおいて大事な役割を担っているリ・ミンメイによるラブソング。人はどんなときに歌を聴くかによって印象や想い出は違ってくるものですが、ストレートながら語りかけるようなその詞は、人の心に響くものがあることを証明しています。
サウンドスケープしかない世界に人は歌を歌い、さまざまな感情をもたらすことが出来るようになりました。癒すことも、鼓舞することも、どんな気持ちにもさせてくれる。その時あらためて「音楽のチカラ」を感じるのでしょうね。
重戦機エルガイム
歌:MIO
作詞:丘灯至夫、作曲:越部信義
放送:1984年2月4日~1985年2月23日
ビデオ戦士レザリオン
歌:宮内タカユキ
放映:1984年3月4日~1985年2月3日
まるで特撮ヒーローソングのような宙明ソング。
巨神ゴーグ
歌:TAKU
放映:1984年4月5日~9月27日
胸部にあるもう一方のコックピットは衝撃的でした。
魔法の妖精ペルシャ
歌:岡本舞子
放映:1984年7月6日~1985年5月31日
女の子を中心に人気を博したスタジオぴえろの魔法少女シリーズ第2弾。ペルシャの声優は冨永み~な
オバケのQ太郎
歌:天地総子
作詞:阿木燿子、作曲:宇崎竜童、編曲:青木望
放送期間:1985年4月1日~1987年3月29日
カラーでかわいく帰ってきたQ太郎。唇厚めの女の子をQちゃん系と呼ぶようになったのもこの頃。
超獣機神ダンクーガ
歌:藤原理恵
作詞:松井五郎、作曲:古本鉄也、編曲:戸塚修
放送期間:1985年4月5日~1985年12月27日
作詞が松井五郎とビッグネーム起用。ロボットもかっこいい。しかし商業的にいまいちで打ち切りになったロボットアニメ。カッコいいのになぁ~。
ダーティペア
歌:中原めいこ
放送期間:1985年7月15日~12月26日
80年代のシティポップシンガー中原めいこが歌ってます。
ゲゲゲの鬼太郎
歌:吉幾三
作詞:水木しげる、作曲:いずみたく、編曲:野村豊
放送期間:1985年10月12日~1988年2月6日
昭和世代の妖怪アニメと言えばコレです。最高のアレンジでテレビの前で大合唱。
主題歌:花のささやき
ED:ひまわり
歌:下成佐登子
作詞:なかにし礼、作曲:森田公一、編曲:服部克久
放映:1985年1月6日 - 1985年12月29日
フジテレビ系のハウス世界名作劇場「小公女セーラ」の主題歌。セーラといえば、陰湿な院長や生徒たちのいじめを受けながらも、生きる希望と笑顔を絶やさず生きる姿に涙するする人も多かった感動の世界名作。
主題歌も物語の雰囲気そのままに、セーラの強く生きる気持ちを表現した歌詞とストリングスをふんだんに取り入れた重厚な素晴らしい楽曲に涙なしでは見られません。
作詞 なかにし礼:戦後日本歌謡曲界を彩った作詞家。
主題歌:スターダストボーイズ
ED:夢光年
歌:影山ヒロノブ、こおろぎ'73
作詞:阿久悠、作曲:鈴木サブロー、編曲:和泉一弥
放映:1986年1月10日 - 1987年10月3日
ないないづくしのダメキャラかと思いきや、駄目じゃないと否定している一風変わった歌詞が妙にウケる。作詞は、日本が誇る作詞家阿久悠氏。作曲には、数多くメジャーソングを持つ鈴木サブロー氏。歌はドラゴンボール主題歌で、今の20代に絶大な人気を誇る影山ヒロノブ氏。
それでいて曲はアニソンらしくなく、アニメのほうも日本アニメーションが制作していながら時勢を取り込んだ難しい話が多く、これまたアニメっぽくない。だからといいってダメじゃない。キャラもかっこよくも可愛くもない。それでもなんだか名作、名曲なアニメです。
【ちょいMEMO】 宇宙船サジタリウスは、当時マイナーだったラザニアを世に広めた作品。