ロボットアニソンアーカイブス
1970年代後半に放送された人気ロボットアニメ長浜ロマンロボ3部作以降のアニメソンをまとめてみました。ロボットアニメブームで、いろんなアニメが放送されました。マイナーなロボものもあるので、歌えたら大したものですね。
それでは懐かしの70年代ロボットアニメの主題歌を紹介していきましょう!
行け! コンバトラーV(ED)
OP:コン・バトラーVのテーマ
歌:水木一郎,ザ・ブレッスンフォー
ED:行け! コンバトラーV
歌:水木一郎・コロムビアゆりかご会
作詞:八手三郎、作曲:小林亜星、編曲:筒井広志
放映:1976年4月17日 - 1977年5月28日
長浜ロボット3部作の第1弾コンバトラーV。オープニングソングは、最近TV露出の高いアニキ水木一郎が歌ったり、スパロボで流れたりと幅広い層に認知されている名曲。でも今回おすすめするのは、EDソング「行け!コンバトラーV」。
マイナー調のアコギのイントロに劇画調のセルで、若くして命を懸けなければならなかった五人の宿命を表現。子どもながらに「今週も終わったな」と哀愁を感じていたのもつかの間、サビが変調した途端、あの有名なフレーズがやってきます。
それが「身長57m 体重550t」です。
70年代に幼少期を過ごした人なら、誰もが歌えるこのフレーズ。そして視覚と聴覚の大胆な転調は、悲壮を乗り越え、希望に満ちた未来を感じさせてくれるものとなっています。作曲は、コンポーザー固有のクセがないと言われる小林亜星。さすがです。
※レコードジャケットの絵がひどく下手なのが気になって仕方がない。
主題歌:ボルテスⅤの歌
歌:堀江美都子
作詞:八手三郎、作曲:小林亜星 編曲:高田弘
ED:父をもとめて
歌:水木一郎、こおろぎ'73
作詞:あおいあきら、作曲:小林亜星、編曲:筒井広志
放映:1977年6月4日 - 1978年3月25日
長浜ロボット3部作の第2弾「超電磁マシーン ボルテスⅤ」。このロボットアニメは今までの作風と違い、父子離別、異母兄弟、そして革命と奥深いテーマで描かれ人気を博しました。ストーリー終盤のヒューマンドラマのような展開は、多くの視聴者の涙を誘ったといいます。
主題歌は、アニソンの女王ミッチーこと、堀江美都子。当時女性が、男くさいロボットアニメの主題歌を歌うのは珍しかったようですが、ぼくら昭和アニメ世代にとっては、その英断に感謝しかありませんね。
昭和ロボット世代なら長浜3部作のボルテス、コンバトラー、ダイモスのどれが欲しいか熱い話が聞けるところ。2017年に発売されたこの超合金魂シリーズは買いでしょう?。
小林亜星アニソンランキング |
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1位:花の子ルンルン |
2位:ボルテスV |
3位:魔法使いサリー |
4位:科学忍者隊ガッチャマン |
5位:コンバトラーV |
サリーちゃん主題歌はデキシーランドジャズの名曲。当時30万枚を超えるヒットを記録しました。1989年にはリメイクされ、幅広い年齢層に認知されている魔法少女です。
まんが日本昔ばなしED「にんげんっていいな」や藤子不二雄アニメ「プロゴルファー猿」も「怪物くん」と慣れ親しんだナンバーはだいたい亜星。すごい才能です。
ゴワッパー5 ゴーダム
歌:水木一郎、ヤング・フレッシュ
作詞:若林一郎、作曲:小林亜星、編曲:青木望
1976年4月4日~1976年12月29日
ロボはとてもダサいけど、メカニックデザインは大河原邦男氏、キャラデザインは天野嘉孝氏と有名デザイナーによるものです。
UFO戦士ダイアポロン
歌:子門真人&ブッシュ・シンガーズ
作詞作曲:山本正之、編曲:武市昌久
1976年4月6日~1976年9月28日
まるで三悪が出てきそうなアニメかと思うくらい山本節が炸裂
大空魔竜ガイキング
歌:ささきいさお・コロムビアゆりかご会
作詞:保富康午、作曲:菊池俊輔
1976年4月1日~1977年1月27日
ブロッカー軍団IVマシーンブラスター
歌:ヒデ夕樹、東映児童合唱団
作詞:山本優、作曲:小林亜星、編曲:筒井広志
1976年7月5日~1977年3月28日
マグネロボ ガ・キーン
歌:水木一郎、堀江美都子、こおろぎ'73
作詞:浦川しのぶ、作曲:渡辺宙明
1976年9月5日~1977年6月26日
鋼鉄ジーグに続くマグネモシリーズの第二弾。腰がないぶん、脚が長すぎ。バランスが・・・。ネーミングもね
合身戦隊メカンダーロボ
歌:水木一郎、コロムビアゆりかご会
作詞:保富康午、作曲:渡辺宙明
放送:1977年3月3日~1977年12月29日
惑星ロボ ダンガードA
歌:ささきいさお、ヤングフレッシュ
作詞:伊藤俊也、作曲:菊池俊輔
放送:1977年3月6日~1978年3月26日
「地球はでっかい、でっかいはパパの顔」と間違えて歌う子多かったですよね。正しくは「声」です。ロボなのに唇があるのも、なんというセンスなんでしょう。
無敵超人ザンボット3
歌:堀光一路ほか
作詞:日本サンライズ企画室、作曲:渡辺岳夫、編曲:松山祐士
放送:1977年10月8日~1978年3月25日
無敵鋼人ダイターン
歌:藤原誠
作詞:日本サンライズ企画室 作曲:渡辺岳夫 編曲:松山祐士
1978年6月3日~1979年3月31日
宇宙魔神ダイケンゴー
歌:堀江美都子、こおろぎ'73、ザ・チャープス
作詞:鳥海尽三 作曲:小林亜星 編曲:高田弘
1978年7月27日~1979年2月15日
闘士ゴーディアン
歌:塩見大治郎
作詞:松山貫之 作曲:山本正之 編曲:神保正明
放送:1979年10月7日~1981年2月22日
ゴーディアンは大中小のマトリョーシカ式ロボット。おもちゃが売れると番組が長く続くという、大人の仕組みを知ることになったのが、ゴーディアンと山本まさゆき。一番小さいプロテッサーが、一番のお気に入りでした。
機動戦士ガンダム
歌:池田鴻、フィーリング・フリー
作詞:井荻麟、作曲:渡辺岳夫、編曲:松山祐士
放送:1979年4月7日~1980年1月26日
「こいつ、うごくぞ……。」
OP:立て!闘将ダイモス
歌:ささきいさお コロムビアゆりかご会
作詞:八手三郎、作曲:菊池俊輔
ED:エリカのバラード
歌:かおりくみこ・大倉正丈
作詞:あおいあきら、作:菊池俊輔
放映:1978年4月1日 - 1979年1月27日
長浜ロマンロボット3部作の第3弾「闘将ダイモス」。ロボットアニメながら、恋愛をメインテーマにしたちょっと大人なストーリー。前2作と比べるといまいち影が薄い感はありますが、スーパーロボット大戦ではかなりの強者で、リアル世代でない少年たちも知ることとなったダイモス。
歌は漢気あふれた感情を歌い上げるタイプで、前2作の流れを組むのであれば作曲家は変更しないほうが良かったのではないかと個人的には思いました。完全に菊池先生の仮面ライダーシリーズかと思っちゃいましたから。
OP:ダルタニアスの歌
歌:堀江美都子、こおろぎ'73、コロムビアゆりかご会
ED:剣人・男意気
歌:こおろぎ'73
作詞:八手三郎、作曲:小林亜星 編曲:高田弘
放映:1979年3月21日 - 1980年3月5日
長浜ロボット3部作の延長であるアニメ、未来ロボダルタニアス。弾むようなこの歌は、まるで応援歌のように勇ましい歌に仕上がっていて、「三つの力を一つにあわせて」あたりは、ミッチーの魅力が一番伝わってくる部分です。最高ですね!
アニメは、今見るとマスカレード的な見た目のダルタニアスはかっこよくないけど、商業的には見事にはまったダルタニアス。そのポイントは、子ども心をくすぐるライオンを採用したところでしょうか。(これはいまでもアニメや特撮でみられるお得意パターンですネ)
制作側の思惑どうり、僕もミライオンベラリオスがすごく欲しくて買ってもらったし、ミライマシーン・ガンパー、ミライマン・アトラウスも買ってもらったと記憶してます。