スーパー戦隊ソング名曲アーカイブス2005~10年
歴代スーパー戦隊を知ることは、子どもと一緒に歌をうたったり、話をするために役立つものだけでなく、石ノ森先生の「正義は必ず勝つ」という信念が、込められている。
そしてスーパー戦隊ヒロインの当たり年と言われたこの時代、若手俳優の登竜門化によりイケメン、ヒロインの質が一段とグレードアップ。
主題歌ランキングなんて、自分が見ていたヒーローの主題歌が一番いいに決まってる。いやあそんなことないぞ。とにかく戦いの場以外でのヒロインたちの活躍にも注目。何より特撮業界全体が今、熱い!。
スーパー戦隊シリーズで初めて魔法をモチーフにした作品で、地球戦隊ファイブマン、救急戦隊ゴーゴーファイブに続く3作目の兄弟戦隊。このへんはあんまり好きな設定ではないけど、主題歌はそれまでデカレンジャーが歴代売上1位だったのを抜いて、戦隊主題歌の中で最もヒットした曲となった。(累計売上11万枚超)。
その訳はデカレンジャー人気をうまく受け継ぐことができたこと、また昭和特撮世代が親になり子どもに買い与えるようになったというのが大きな要因と言われてる。歌はイマイチだけど、楽曲センスは光るものがあるぞ!。
【歌いだし】
GO FIGHT まじ まじマジレンジャー 信じてFUTURE
OK!オーライ! 勇気をこの手に 旅立て
聖闘士星矢の主題歌「ペガサス幻想」を歌ったバンド「MAKE-UP」のボーカルNoBが初めて特撮主題歌を担当した作品。ペガサス幻想同様にノリが良くて盛り上がるバンドサウンドに、無限の可能性を秘めた少年少女へのメッセージともいえる歌詞をのせた完成度の高い名曲と言える。
ただどこかドラゴンボールぽい感じもするらしい・・・。おそらくアドベンチャーって言葉によるものかと思うけど、恐るべし「ドラゴンボール」。
【歌いだし】
GoGoGo! GoGoGo! Ready Go! すすめボウケンジャー
世界の果てまで 目指せボウケンジャー Ready Go!
互いに学び成長することからリーダー不在の戦隊だったが、作中でイエローがリーダーになったシリーズ初の作品。もはや太めで力持ちだったり、お笑い的ポジションの面影は全くない。
主題歌は二胡・中国琵琶・銅鑼を用いて中国山奥を想像させるようなイントロから始まり、語呂のいいサビが印象に残る感じで、誰もが熱唱できるタイプ。歌は谷本貴義。戦隊シリーズ初参加ということだけど、うまく歌いこなしていて声もまた戦隊主題歌にマッチしていて、いいじゃんか。
【歌いだし】
そうさ 檄気! 檄気! カゲキに Gang(ガン)-gang(ガン) 行こうぜ
燃えよ 未来(あす)を変えるために ゲキレンジャー
特撮オタク・仲村叶を演じる小芝風花が超絶かわいい!。思わせぶりな表情とその演技力に虜になっちゃいそうです。獅風怒闘ジュウショウワン(獣将王)はゲキレンジャーがモチーフらしい。こんなかわいい特オタなら付き合いたいですね
この主題歌も静かなイントロからインパクトのある動的なサビを冒頭にもってくる、もはや岩崎貴文の定番パターンともいえる展開。「乗ってけ正解 はじけて満開」あたりは、タツノコの名作アニメ「とんでも戦士ムテキング」OPに若干似てるし、全体的にヒーローアニソン王道系でつくられたかなりの名曲といえる。昭和戦隊世代でもノレちゃう秀逸な出来映えだ。
そんなわけで音楽面にしてもスーツ・マスクデザインやヒロインなど総合的に見て、2000年代でイチバン華やかな戦隊だったと個人的に思う。
【歌いだし】
エンジン全開 ゴーオンジャー! 1234 ゴーオンジャー!
スリー ツー ワン Let's ゴーオンジャー
OPだけでなく、EDの炎神ラップシリーズも軽快なノリで子ども受けもよかった。たくさんのバージョンがあるラップシリーズ。
主題歌は日本風アレンジが利いていてかっこいいのに加え、藤林聖子による武士の美学的な歌詞と時折入る合いの手、そこからビミョーにヒーロー像が見え隠れしてるところがすごくハイセンス。それでいて憶えやすいという理想的な特撮主題歌で、ちまたで大合唱する子どもたちも多かった戦隊ソング。
そしてサビの入りがちびまる子ちゃんの「走れ正直者」(リンリンランランソーセージっ)っぽいとくれば、間違いなく名曲になるなと予感めいたものが、そこにはあった。それでいてこの今をときめく彼とヒロイン2名の人気。あっぱれ!。
【歌いだし】
チャンチャンバラ チャンバラ チャンバラバラ チャンバラ
侍戦隊シンケンジャー あっぱれ!
1位:木下あゆ美 |
2位:森田涼花 |
3位:逢沢りな |
4位:高梨臨 |
5位:長澤奈央 |
主題歌と違ってヒロインは、ランキングしちゃうのが男のサガ。女の好みは千差万別です。※悪役は除いてます。