心に残る昭和50年代の名曲アーカイブス
人生に少し疲れたなと心が乱れた時に、聴くべき名曲の数々を昭和50年代の名曲から紹介してみました。
70年代後半は、世界で人気の「昭和歌謡」とシティポップが熱い時代でもあります。ヒットソングでなくても、お気に入りの歌を見つけるのも楽しいものです。
ファーストアルバムでありながら、森田童子ワールドを感じることができる名盤「GOOD BYE」。儚い青春のワンシーンが巡る1曲目の「早春にて」から、「君は変わっちゃったネ」、「さよならぼくのともだち」などアルバムの9曲もの編曲を木森氏が手掛けているところから、かなり期待されてデビューしたシンガーソングライターだったと思います。
暗いと言われる歌には、心が病んだ時や落ち込んだ時に聴くことで、同質効果が得られるとアリストテレスは言います。人生に少し疲れた時、心が病んだ時、こんな良質な歌で心をデトックスさせてあげるのもいいのではないでしょうか。
「とても長い時が 過ぎたのね」
このフレーズが、心でリフレインして止まない年になりました。
フォークデュオ「グレープ」時代のラストシングルで、息子の母に対する想いを綴った歌。年を老い、小さくなった母の姿に、大人になってから芽生え始めた母への感情と、そして運という言葉で片付けなくてはならなかった母の人生を歌っています。
「運がいいとか悪いとか」そういうことって確かにあるんだけど、ただ幸せだったかそうでなかったかは本人にしかわからないこと。「運」という言葉に惑わされず生きていければいいとしみじみ思うのです。
無縁坂は、東京都文京区湯島四丁目にある坂。
1970年代に活躍した男性デュオカラオケランキング |
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1位:あずさ2号 狩人 |
2位:さよならをするために ビリーバンバン |
3位:ひとり咲き チャゲ&飛鳥 |
第6回世界歌謡祭グランプリを受賞した2ndシングル。音楽教科書に掲載されたり、卒業ソングとして歌唱されたりと幅広い年代に知られた名曲。また言わずもがな様々なアーティストがカバーしています。
もともとはユーミンの「あの日にかえりたい」の詞であったスカイレストラン。歌詞を入れ替えることになった経緯は、ユーミンの楽曲を秋吉久美子が出演するドラマ主題歌に起用したいという話があがり、何曲か聴いてもらったら、どうしてもあの曲がいいということになって…。
ただ詞は変えるという前提で「あの日に帰りたい」が出来たと、2002年秋元康との対談で本人が語っていました。
そこで浮いてしまった元々の歌詞に曲を作ったのが村井邦彦氏。「スカイレストラン」は、そんないろいろな人が絡み合い、生まれた至極の名曲なのです。
オリジナルを知らない人は柴田淳がカバーする「スカイレストラン」もオススメです。