一度は聞いたことがある名曲アーカイブス
昭和56年のヒットソングは、今でもテレビやラジオで使用されることが多い耳馴染みのある歌ばかり。
今もなおCMに起用される大瀧詠一の代表曲です。作詞をした松本隆氏はこの曲が発売された前年、妹さんがお亡くなりになったことで、見る景色が白黒だったとのちに語っています。歌詞にある「想い出はモノクローム 色をつけてくれ」という言葉は、そんな松本氏の願いだったんですね。
大滝詠一にとって最大のヒットを記録したアルバム。1982年のCD発売後、オリコン初のミリオンセールス作品で、その累計売上枚数は200万枚に達すると言われているアルバム
のちに「初恋」、「踊り子」のヒット曲を生んだ村下孝蔵の2枚目のシングル。「初恋」は知っている人もいるかと思うけど、この「春雨」はちょっとマイナー?。
昔から恋愛に関して二人の物理的な距離が離れると、心の距離も離れるといいますよね。男が選んだ場所、それが都会であればなおさら。男が志を持って行く場所だし、誘惑も多い場所でもあるし。
男は目まぐるしく変わる日々を過ごす中、いっぽう女性は不変な日常を送っている。こうした状況になった時、よっぽど強い愛情がなければ恋愛というのは続かないっていう遠距離恋愛を題材にした悲しい恋の歌。
ただ続いているふたりっていうのは、「縁」があるなんてたいてい世間は言う。すれ違いもうまく修正できたり、ケンカだって笑い話に変えられちゃたりもする。そんな縁もあったりで、全てがそう物語の一部のように。でも「縁」がなかった人ってのは、すれ違いやケンカを繰り返し、やっぱり悲しい歌を聴くことになるのだろうか。
村下孝蔵名曲ランキング |
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1位:春雨 |
2位:踊り子 |
3位:少女 |
4位:モ・ザ・イ・ク |
5位:初恋 |
日本語の美しさを教えてくれる数々の歌。一度聴けば何度も脳裏をかけめぐるすばらしい楽曲と歌唱、ギターテクニックもすごいという、歌のスペシャリスト村下孝蔵さんのマイフェイバリットソングです。この国に生まれてよかった。