新時代!平成の名曲アーカイブス
J-POP産業複合体(テレビタイアップ・カラオケ・ミュージックビデオなど)により、CDが爆発的に売れ次々と歴代記録を更新した1990年代。
そのことから売上枚数というものが、あまり意味を持たなくなってしまい、心に残るような良質な歌が少ないと言われて来ました。しかし平成も30年過ぎてみれば、やはり心に残る歌はたくさんあるものなのです。
東宝映画「彼女が水着にきがえたら」(主演:織田裕二)の主題歌。耳に馴染む有名な曲の多いサザンオールスターズですが、この曲が初めてオリコンチャート1位を記録したという記念すべき一曲。しかも時代は平成元年。桑田佳祐氏の繊細な情景描写とサウンド、昭和から平成になってもサザンとともに生きている人も多いかと思います。俗世の歌に飽きたら、原点回帰でやっぱりサザンです。
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名盤アルバム「SOUTHERN ALL STARS」のラストを飾るバラード。別れた恋人への後悔を綴った。シングルカットはされていませんが、サザンファンの中でも好き歌ランキング上位に入る人気曲です。歌手:平井堅もこの曲が最も好きと公言しています。
さらにこのアルバムには「さよならBABY」や「YOU」など、心が切なくなる歌が複数収録されているおすすめアルバム。にわかサザンファンにも是非おすすめしたいアルバムです。
JALの沖縄90夏離宮CMソングとして使用され170万枚のビッグセールスを記録し、イロモノバンド的存在だった米米クラブがJ-POPのメジャーグループになるキッカケとなりました。バブルな感じの衣装も演出も、良くも悪くも日本がイケイケだった1990年を思い出す歌です。
あぁそんな華やかな日本よ何処へ・・・in the sky
米米クラブを知る人にとって、最高傑作と呼び声の高かったアルバム「KOMEGUNY」(87年)に収録されてました。
東宝映画「少年時代」主題歌で藤子不二雄Aの依頼により作られた歌。
小学生のときの夏の思い出、夏休み。聴く人それぞれが原風景を描き、ノスタルジックな気分に浸れる名曲です。大人視点でみる今の子どもたちは、競争社会で激増する宿題の山、塾、習い事。
大人になって懐かしさがいいものであったと思えるような夏休みを、ぼくらは子どもたちにしてあげることができているのだろうか?
このころ日本はバブル景気といわれる好景気、また土曜日は休日とする社会になりつつあったおかげで、「金曜日の午後は北の街にいた」なんて今では考えられないほど優雅なキャッチコピーでした。
JR東日本びゅうJAPANのCMソングとして起用されたこの曲は、おもわず旅に出たくなるような歌詞と、仕事に追われながらもプライベートを満喫している大人なムードを効果的に演出。
そしてこの曲は海を渡り、松任谷由美カバーで人気だったアメリカコーラスグループ「A.S.A.P.」にカバーされました。