心に残る昭和60年代の名曲アーカイブス
心に残る懐かしい80年代に活躍したアーティストたちの代表曲やヒット曲をピックアップしてみました。
TBS系ドラマ「毎度おさわがせします」の主題歌で、80年代後半を代表する人気バンドC-C-Bのデビュー曲かつ最大のヒット曲。シンセサイザーを使用したイントロのフレーズを聴くと、シモンズの電子ドラムをたたくピンクの髪のボーカルをイメージする人多いと思います。
そんなC-C-Bなんですが、実はピンク髪のドラム笠浩二だけじゃなく高いポジションでベースを演奏する渡辺英樹、ギターの関口誠人との3人でボーカルパートを分担していることが多かったんですね。その構成によるカメラワークのリレーションなんかも、彼らのセールスポイントでした。
数年前にはこの曲のイントロ部がドラマ「電車男」で頻繁に使われたので、若者でも知っているよって人もいるかと思います。
その後もC-C-Bは、シティポップスを手掛けた松本隆氏と筒美京平氏の楽曲提供のもと「不自然な君が好き」、「LuckyChanceをもう一度」、「空想KISS」などロマンティック以外にもヒット曲を出すも、約5年後の1989年に解散と早期に活動のピリオドを打ってます。
ドラマ「金曜日の妻たちへⅢ」の主題歌で大ヒットを記録した「恋におちて」。不倫ソングといえばこの歌というくらいの定番ナンバーです。
歌詞の「ダイアルまわして手をとめた~」というフレーズがすごく時代を感じていいですよね。もし2番以降も日本語であったなら、記憶に残る歌だけでなく、今でも歌い継がれる名曲になっていたに違いないと残念に思う歌でもあります。
最近では2007年に徳永英明のカバーアルバム「VOCALIST」に収録。
映画「ストリート・オブ・ファイヤー」で使われたファイヤーインクの「今夜は青春 Tonight Is What It Means to Be Young」を元にした歌。
これほどの歌唱力でありながら椎名恵はこの歌がデビュー曲で、歌唱力で言えば間違いなく日本の女性トップシンガーに位置する存在だったと思います。ただ80年代はビジュアル重視の時代だったせいか、スマッシュヒットを飛ばすもこの主題歌以降の大映ドラマ主題歌ではあまり売上もぱっとせず、あまり知られていなかったのが惜しいところ。
大映ドラマ「ヤヌスの鏡」:誰もが抱える変身願望と多重人格の恐怖を描くサスペンス調の学園ドラマ。「アタイの名前は大沼ユミ!夜のネオンを駆け抜ける女さっ!」 出演:杉浦幸、山下真司、大沢逸美他
【ナレーション】古代ローマの神・ヤヌスは、物事の内と外を同時に見ることができたという。この物語は、ヤヌスにもう一つの心を覗かれてしまった少女の壮大なロマンである。
第27回日本レコード大賞受賞曲。このあと「DESIRE~情熱~」(売上枚数51万枚)や「難破船」(売上枚数:41万枚)など次々とヒット曲を連発。
ちょうどこの頃から女性的な振る舞いや表情をするようになり、輝きを放ちだした中森明菜。そんな魅力に男性からだけでなく女性からも支持を獲得し、80年代後半の日本の歌謡界をリードしてきました。今は活動を休止してますが、もう一度脚光を浴びて欲しいと待ち望む声の多い女性歌手の一人です。
戊辰戦争における会津藩の悲劇を描いた「白虎隊」のエンディングテーマ。これだけ抒情詩的な歌になったのも、小椋氏の才能だからと言える名曲。
過去の歴史と比べることはできないレベルだけれど、現在社会においても新旧の闘いはあるかと思います。そんな時はこうした良曲を聞いて、心を慰めてあげてください。
個人的には歌:小椋佳バージョンがオススメです。
この歌のあとに谷村新司「群青」を聴いたりすると、
この時代に生まれたぼくらは、なんて恵まれているんだと思います。その甘えを捨て、日々真剣に、そして感謝の気持ちを忘れないで過ごしていきたいものです。